【塀のない刑務所とは?】受刑者が逃走した松山刑務所 大井造船作業場とは?

どうも、こんにちはツクネです。
松山刑務所 大井造船作業場から、窃盗などの罪で服役中の27歳の受刑者が脱走してしまいましたが、この松山刑務所 大井造船作業場というのは「壁のない刑務所」ということで有名なところ。
一体どんな刑務所なのか調べてみました。
【目次】
1.松山刑務所とは
2.大井造船作業所とは
3.規律は厳しい
3.大井造船作業所は見学できる
松山刑務所とは
松山刑務所は愛媛県今治市にある犯罪傾向の進んでいない初犯受刑者を収容する男性専用の矯正施設です。
ここは職業訓練の総合訓練施設の1つに指定されているんですね。
収容者は、A級、JA級、YA級、I級になり、1日8時間の作業が課されています。
- A級(犯罪傾向の進んでいない者)
- JA級(少年で犯罪傾向の進んでいない者)
- YA級(26歳未満で犯罪傾向の進んでいない者)
- I級(禁錮に処せられた者)
大井造船作業所とは
そして大井造船作業場とは松山刑務所の郊外作業所のことで、場所が松山刑務所内ではないんですね。
民間造船所の「新来島どっく」大西工場の敷地内にあり、模範の中の模範囚、20名だけがここで働け、作業する時には一般工員と共に(ヘルメットの色は違う)行ないます。
そして敷地内には友愛寮という寮があり、鍵もなければ窓に鉄格子もなく塀もない、担当刑務官も少数という、受刑者自身の責任と自律的な行動規制によって規律を守っているとのことです。
可能な限り一般社会生活に近い環境で、社会復帰するときのためにも開放的な処遇になっています。
規律は厳しい
大井造船作業場に行くには入所訓練と面談があり、選ばれた者しか行けません。
しかしここは軍隊並みの指導や規律があり、耐えれずに自らが本所(松山刑務所)に戻ることを希望する受刑者もいるようです。
今回の脱走は前回から16年ぶりということですが、今まで17件で20人が逃げ出しています。その中には「厳しいから松山刑務所に帰りたい」という理由での脱走もあったようですね。
大井造船作業場は見学できる
新来島どっくには毎年秋に感謝祭があり、、一般人でも行くことができます。
平行的行事で友愛寮の文化祭もあり、展示物や軽食の販売、劇、合唱もあるとのこと。
寮生の寝起きする部屋の見学はNGですが、展示物がある部屋などを見学することも可能です。